Microsoftは、事業活動における温室効果ガス(GHG)排出量を分析、可視化する「Microsoft Cloud for Sustainability」の一般提供を開始した。GHG排出量の削減や環境負荷の軽減、持続可能なITインフラやバリューチェーンの構築を支援する。
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Microsoftは、企業/組織のサステナビリティの取り組みを支援するSaaS(Software as a Service)ソリューション「Microsoft Cloud for Sustainability」の一般提供を2022年6月1日から開始した。30日間無料で試用できるトライアルも用意されている。
サステナビリティ(持続可能性)に関する取り組みには、バリューチェーンも含めた事業の活動全体の可視性を高める必要がある。IoT(モノのインターネット)デバイスをはじめ、さまざまなリソースからデータを収集し、分析、可視化することで活動全体を監視し、測定できる。
Microsoft Cloud for Sustainabilityは各種データソースからデータを共通のデータフォーマットに一元化し、事業とバリューチェーン全体における温室効果ガス(GHG)排出量の影響を包括的に把握できるように支援するクラウドソリューションだ。これにより「GHG排出量の削減」や「環境負荷の軽減」につなげるとともに、「持続可能なITインフラやバリューチェーンの構築」を促進する。
小売業やエネルギー、製造業をはじめ各種業界での利用に適する機能を提供し、業界特有のニーズに合わせたカスタマイズも可能だ。その中核となるデータモデルはGHG排出量の算出、報告の国際基準「GHGプロトコル」(Greenhouse Gas Protocols)に準拠する。
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