ウォルマート流「サプライチェーンのモダナイズ」は何が違う? 140億ドル規模の巨大計画の全貌Supplychain Dive

Walmartが140憶ドルを投じてサプライチェーンのモダナイズに取り組んでいる。SymboticのAI技術を42カ所の地域配送センターに導入するプロジェクトが、「計画のほんの一端」にすぎないほど巨大な計画の全貌は?

» 2022年06月24日 09時00分 公開
[Alejandra SalgadoSupply Chain Dive]

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 巨大スーパーマーケットチェーンであるWalmartは2022年5月23日、サプライチェーンネットワークのモダナイズの取り組みの一環として、今後8年間でSymboticが提供するAI(人工知能)技術を同社の地域配送センター全42カ所に導入すると発表した(注1)。

 Walmartが地域配送センターのうち25カ所に初めてSymboticを導入したのは2021年7月だった。「在庫の精度を高め、倉庫で商品を受け取って店舗に出荷する能力を向上させるのにSymboticは役立つ」と、同社は述べる。

 Walmartでイノベーション・自動化担当シニアバイスプレジデントを務めるデビッド・グギナ(David Guggina)氏は、「サプライチェーンにおいて正確さとスピードに対する必要性はかつてないほど高まっている。今こそSymboticの技術を当社の地域配送センターネットワーク全体に広め、スピードをさらに早めるべき時だ」と声明で述べた。

自動化拡大計画の全貌は? 1年間で140億ドル投資

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