米業界団体の大規模調査で分かった倉庫・配送業界を変える11のテクノロジーと業界の生の期待値Supply Chain Dive

米国で大規模なサプライチェーン業界の調査結果が発表された。今回の調査では経営層のマインドの変化や、今後導入を検討するテクノロジーのばらつきが見られた。米国企業はどの技術に注目し、投資を進める計画なのだろうか。

» 2022年08月24日 17時00分 公開
[Kate Magill, Edwin LopezSupply Chain Dive]
Supply Chain Dive

 「過去数年がサプライチェーンにおける『進化の時代』だとすれば、2022年はサプライチェーンの『革命の年』だ」――。これは、マテリアルハンドリングの専門家を対象とした2022年の調査結果と、11の新技術を採用する可能性について発表した際に、サプライチェーンやロジスティクス、マテリアルハンドリング関連の業界団体である米マテリアルハンドリング工業会(MHI)のジョン・パクストンCEOが述べたテーマだ。

 この調査は、どのテクノロジーがサプライチェーン企業の運営方法に具体的な影響を及ぼしているか、また、ブロックチェーンやデジタルツインのようなしばしば称賛されるブレークスルーを含め、企業がどのテクノロジーを評価し、将来に向けて投資する意思があるかを鋭く洞察するものだ。調査は11のテクノロジーの導入意向を尋ねているがその採用率はさまざまだ。

大半の米国企業が5年以内に本気で導入するサプライチェーンテクノロジーはなにか

 テクノロジーについて触れる前に2022年3月の調査発表で判明した他の傾向も見ておこう。今回の調査で特徴的だったのは、経営者がテクノロジーそのものだけでなく、それを構築し、運用する人材のリソースについても考慮している状況が明らかになったことだ。

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