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Fortinetは2023年3月7日(現地時間)、「FortiOS」と「FortiProxy」に脆弱(ぜいじゃく)性が存在すると伝えた。
これを悪用すると、リモートから任意のコードを実行したり、GUI上でサービス運用妨害(DoS:Denial of Service)を引き起こしたりできるため注意が必要だ。深刻度は「緊急」(Critical)とされており、該当製品を使用している場合は迅速にアップデートを適用することが求められる。
FortinetはFortiOSとFortiProxyに脆弱性が存在すると伝えた(出典:FortinetのWebサイト)
CVSSv3スコアは9.3 即時対応を
脆弱性の影響を受けるバージョンは以下の通りだ。
- FortiOS 7.2.0から7.2.3までのバージョン
- FortiOS 7.0.0から7.0.9までのバージョン
- FortiOS 6.4.0から6.4.11までのバージョン
- FortiOS 6.2.0から6.2.12までのバージョン
- FortiOS 6.0系全てのバージョン
- FortiProxy 7.2.0から7.2.2までのバージョン
- FortiProxy 7.0.0から7.0.8までのバージョン
- FortiProxy 2.0.0から2.0.11までのバージョン
- FortiProxy 1.2系全てのバージョン
- FortiProxy 1.1系全てのバージョン
脆弱性が修正されたバージョンは以下の通りだ。
- FortiOS 7.4.0およびこれ以降のバージョン
- FortiOS 7.2.4およびこれ以降のバージョン
- FortiOS 7.0.10およびこれ以降のバージョン
- FortiOS 6.4.12およびこれ以降のバージョン
- FortiOS 6.2.13およびこれ以降のバージョン
- FortiProxy 7.2.3およびこれ以降のバージョン
- FortiProxy 7.0.9およびこれ以降のバージョン
- FortiProxy 2.0.12およびこれ以降のバージョン
- FortiOS-6K7K 7.0.10およびこれ以降のバージョン
- FortiOS-6K7K 6.4.12およびこれ以降のバージョン
- FortiOS-6K7K 6.2.13およびこれ以降のバージョン
FortiOSを使っている場合、HTTP/HTTPS管理インタフェースを無効化するか、管理インタフェースにアクセス可能なIPアドレスを制限することで影響を緩和できる。
今回見つかった脆弱性は「CVE-2023-25610」として特定されており、脆弱性の深刻度は共通脆弱性評価システム(CVSS)v3スコアで9.3と評価されている。該当製品を使用している場合は迅速にアップデートしてほしい。
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