Microsoftは累積更新プログラムのプレビュー版で、ネットワーク共有からローカルディスクにサイズの大きいファイルをコピーする際に想定以上に長い時間がかかる問題に対処した。
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「Windows 11, version 22H2」のユーザーから、ネットワーク共有からローカルディスクに大きなサイズのファイルをコピーする際に、コピー時間が想定以上に長くかかるという指摘が相次いでいる。
Microsoftは2023年2月28日(現地時間)、この問題の修正が含まれたプレビュー版の更新プログラム「KB5022913」を公開した。
Microsoftによると、この問題はSMB(Server Message Block)経由でファイルをネットワーク共有からローカルにコピーする際に発生すると考えられているが、ローカルファイルのコピーも影響を受ける可能性が指摘されている。ただし、コンシューマーが自宅や小規模オフィスで使用するWindows 11, version 22H2ではこの問題の影響を受けない可能性がある。
なお、同問題は以下のいずれかのように組み込みのコマンドラインツールを使用してキャッシュマネジャー(バッファーI/O)を使わないように設定を変更することで影響を低減できる。
robocopy \\someserver\someshare c:\somefolder somefile.img /J
xcopy \\someserver\someshare c:\somefolder /J
同問題は2023年3月に配信される累積更新プログラムでも修正が可能になるものとみられる。
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