Twitterのソースコードの一部がGitHub.com経由で漏えいしたことが指摘された。Twitterが米国カリフォルニア州の裁判所に提出した書類がその事実を示しており、特定のユーザーがソースコードを公開した疑いがあることが分かった。
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Reutersは2023年3月28日(現地時間)、「Twitter」のソースコードの一部が「GitHub.com」経由で漏えいしたと伝えた。Twitterが米国カリフォルニア州の裁判所に提出した書類から、あるユーザーがTwitterのソースコードをGitHub.comで漏えいさせた疑いがあることが分かった。
ReutersはTwitterが米国カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に提出した書類から、Twitterのソースコードが漏えいした可能性があると指摘した。
提出された書類は、Twitterのソースコードのさまざまな部分が「FreeSpeechEnthusiast」と呼ばれるユーザーによってGitHubに公開されていたことが示されている。Twitterは「FreeSpeechEnthusiast」に関する全ての識別情報の提出を求めている。GitHubは2023年3月24日(現地時間)には指摘されているソースコードの公開を停止した。
TwitterがGitHubに対して情報公開を求めたことと、GitHubが該当するソースコードの公開を停止したことは確認が取れている。Twitterのソースコードがどの程度の期間公開されていたのか、GitHubが要求に応じて「FreeSpeechEnthusiast」ユーザーに関する情報を提供したのかについては明らかになっていない。また、今回のソースコード漏えいがもたらす影響なども明らかにされていない。
なお、同報道の初出である『New York Times』紙によると、GitHubにソースコードが流出した時期は不明だが「少なくとも数カ月間は公開されていた」という。
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