企業はChatGPTを業務改善に活用しようと考え、サイバー犯罪者は攻撃手段として利用しようと企んでいる。一方で、サイバーセキュリティ技術の強化にも役立っているとの見方もある。
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急速に発展するAI(人工知能)技術「ChatGPT」。企業の業務改善に活用される一方で、サイバー犯罪者にも利用されている。実際に従業員が企業の機密データをChatGPTに入力する事例が報告されており、フィッシング詐欺やマルウェア開発など、攻撃の巧妙化が進むと考えられる。
Network Assuredは2023年4月12日(現地時間)、ChatGPTの利用状況とセキュリティリスクについて、以下のように報告した。
ChatGPTがサイバー犯罪者によって利用され、サイバーセキュリティ攻撃の巧妙化が進んでいることは複数のセキュリティベンダーが報告している。Network Assuredはこうした警戒を呼び掛けるとともに、AI技術がサイバーセキュリティ技術の強化にも役立っているとも語る。実際にマルウェアの検出件数なども増加しているようだ。
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