MicrosoftはWindows 11においてZIP以外のアーカイブ形式についてもサポートすると発表した。これによって多様なアーカイブ形式をサードパーティー製のアプリケーションを使用せずに扱えるようになる。
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Microsoftは2023年5月23日(現地時間)、「Windows 11」においてZIP形式に加えてtar、7-zip、rar、gzなどのアーカイブ形式についてもサポートすると発表した。この機能追加によってサードパーティー製のアプリケーションを使用せずに多種多様なアーカイブ形式を扱えるようになる。
Microsoftはこれまで、「Windows」においてZIPをデフォルトのアーカイブ形式としてサポートしてきた。ZIP以外の形式のアーカイブを利用する場合は、サードパーティー製のアプリケーションをインストールする必要があった。しかし今後は、Windowsが提供する標準機能で多種多様なアーカイブ形式が使用できるようになる。
同機能はオープンソースソフトウェア(OSS)として提供されている「libarchive」を利用することで実現される。libarchiveはBSDライセンスなどで提供されているオープンソースのアーカイブライブラリで、さまざまなアーカイブ形式に対応している。BSD tarなどすでに多くのユーティリティーがlibarchiveを使う形で実装され利用されている。
本稿執筆段階で最新のlibarchiveがサポートしている主なフォーマットは以下の通りだ。
Microsoftは具体的にどのアーカイブ形式に対応するかについては言及していないが、少なくともtarや7-zip、rar、gzは新たにサポートするとみられる。
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