Okta、アイデンティティーセキュリティの現状を評価・可視化する新機能を提供セキュリティニュースアラート

Okta Japanは「Okta Customer Identity Cloud」のエンタープライズプランで新機能「Security Center」を国内で順次提供開始する。

» 2023年09月12日 08時30分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 Okta Japanは2023年9月8日、顧客向けアイデンティティー管理ソリューション「Okta Customer Identity Cloud」のエンタープライズプランにおける新機能「Security Center」を国内で順次提供開始したと発表した。

Oktaは新機能「Security Center」を国内で順次提供開始する(出典:PR TIMESのWebサイト)

アイデンティティーセキュリティの現状を可視化する新機能を提供

 Security Centerは、Okta Customer Identity Cloudのデータを活用してサイバー防御の現状に関するリアルタイムのデータや主要なID攻撃ベクトルに関する脅威モニタリングなどサイバー攻撃対処への有効性を可視化する機能を提供する他、認証トラフィックに関するアプリケーション単位での可視化などアイデンティティーセキュリティの最適化を支援する機能も備える。

 企業は現状、アイデンティティー管理に関するセキュリティ対策が十分かどうかを評価するために、サードパーティー製ツールなどを使って各種ログデータを分析する環境を構築する必要がある。しかしその作業には専門家レベルの経験が必要となり困難なのが実情だ。

 CISO(最高情報セキュリティ責任者)やセキュリティ運用担当者、アイデンティティーチームはSecurity Centerを利用することで、Okta Customer Identity Cloudのデータを基にアイデンティティーに対する脅威の検出と対応を迅速化できる。

 その他、Security Centerは防御機能を実装することでユーザー体験にどのような影響を与えるかを測定できる。多要素認証(MFA)やレート制限、CAPTCHA(Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart:完全に自動化された、コンピュータと人間を区別する公開チューリングテスト)などの防御機能に対し、ユーザーがどう感じているかを測り、利便性とセキュリティを調整することが可能になるとされている。

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