NTTPCはリストバンド型のバイタルセンサーにより職場環境の改善と活性化を図る「健康経営支援サービス」を開始する。バイタルデータはどのように活用されるのか。
NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は2023年10月5日、職場環境の改善と活性化を図る「健康経営支援サービス」を同年10月10日に開始すると発表した。
テレワークの普及によるメンタル不調者の増加や、従業員エンゲージメントの低下を把握できないことによる職場の活性度の低下、仕事の生産性の低下、離職者の増加などを防ぐことを目的としている。
同サービスでは、業員がリストバンド型のバイタルセンサーを着用することで、従業員によるセルフケアを可能にする。また、組織単位での活動状況の把握により職場環境の改善と活性化を図る。サービスの詳細は以下になる。
NTTPCの従業員291人に2カ月間の実証実験を実施したところ、対策を講じた部門においてリスク度が24ポイント改善し、仕事のやる気などの活性度が23ポイント向上した。対策を講じていない部門では、リスク度が7ポイント、活性度3がポイント向上した。
NTTPCは、接客業などのストレス度の高い職種や取引先に常駐する従業員の多い企業、テレワーク中心の企業など、従業員の健康状態の把握に不安を感じている企業における健康経営の増進に寄与するとした。
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