「Microsoft Copilot for Microsoft 365」を導入したパーソルホールディングスの活用戦略は?

パーソルホールディングスは2023年11月30日、国内のパーソルグループ各社に「Microsoft Copilot for Microsoft 365」を導入したと発表した。現状や活用戦略は?

» 2023年12月06日 16時38分 公開
[山口哲弘ITmedia]

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 パーソルホールディングスは2023年11月30日、国内のパーソルグループ各社に「Microsoft Copilot for Microsoft 365」を導入したと発表した。これによって、作業の効率化と品質向上による生産性の大幅向上を目指すとしている。業務特性に合わせた活用方法を検証し、好事例は社内教育コンテンツや社内コミュニティーを通じてナレッジを共有する。

パーソルグループでのMicrosoft Copilot for Microsoft 365の活用戦略は?

 2023年11月1日から一般提供が開始された「Microsoft 365 Copilot」(以下、Copilot)は、「Microsoft 365」のアプリケーションによる資料作成やデータ分析といった作業を生成AI(人工知能)で効率化するとして注目を集めている。国内でも、先進企業が導入して効果の検証を進めているところだろう。

 パーソルグループにおいて、Copilotの導入対象は、グループ各社のIT部門と管理部門、営業部門だ。これらの部門には合計で300人の従業員が属している。

 まずはパーソルグループ各社の業務特性に合わせた活用方法を検証し、好事例については社内教育コンテンツや社内コミュニティーを通じてナレッジを共有する。その後、段階的に事業運営の効率化や自動化、事業提供価値の向上につながる活用の可能性も探求するとしている。

 同社が掲げる「パーソルグループ中期経営計画2026」の一環で、同社は「テクノロジードリブンの人材サービス企業」へと経営のかじを切り、国内グループ全社でパーソル版GPT「PERSOL Chat Assistant」といった生成AIの導入を始めている。

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