キンドリルが生成AIでビジネスプロセスを最適化する新ソリューションを提供

キンドリルジャパンは、生成AIを搭載した「Kyndryl Workflow Orchestration」を発表した。デジタルワークフローエクスペリエンス強化と改善を実現する。

» 2024年01月31日 08時00分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 キンドリルジャパンは2024年1月29日、生成AI(人工知能)を搭載したデジタルワークプレースソリューション「Kyndryl Workflow Orchestration」を提供すると発表した。

キンドリルジャパンはビジネスプロセスを自動化・最新化するワークフローオーケストレーションサービスを発表した(出典:KyndrylのWebサイト)

Kyndryl、ビジネスプロセスを改善する新ソリューションを提供

 Kyndryl Workflow Orchestrationは、従業員やユーザーのデジタルワークフローエクスペリエンスを強化および改善するために必要な機能をワンストップで提供する。ノーコード/ローコードソリューションを活用しようとしているユーザーをサポートするために設計されている。

 Kyndryl Workflow Orchestrationの主な特徴は以下の通りだ。

  • さまざまな部門にわたる複雑なプロセスを合理化してシームレスに統合
  • 完全に自動化されたリクエストについてリアルタイムの可視性と追跡を実施
  • アクセス制御や暗号化、監査証跡によって情報のセキュリティと整合性を実現
  • 自動化によって手作業を削減し、人的エラーのリスクを最小限に抑える
  • 拡張性が高く作業量の増加に対応可能
  • 特定のビジネスニーズに合わせてアプリケーションをカスタマイズし変化する要件に対して柔軟性と適応性を提供
  • 優れたUIによって作業が容易になり効率的にタスクを完了することに貢献

 Kyndryl Workflow Orchestrationはワークフロー機能とAIによる自動化を使ってビジネスプロセスの調整を実行し、サイクルタイムを最小限に抑えるとともに、トレーニング開発コストを削減することに貢献する。また、「Microsoft Power Platform」などのローコード/ノーコードソリューションを活用することでビジネスの高速化を実現する。

 Kyndrylのイワン・ドップル氏(グローバル・デジタルワークプレイスサービス担当バイスプレジデント)は「従来のビジネスプロセスでは、コンポーネントが統合されていない、またはうまく連携しておらず、複雑で制約が多くなっているため、従業員のワークプレースエクスペリエンスの向上において最大の障害となっています。Kyndryl Workflow Orchestrationによって自動化と生成AIを活用したデジタルワークプレースを実現することで、私たちは顧客がワークフローの課題を克服できるようにサポートします」とコメントしている。

 Kyndrylはこの他、ユーザーがワークフロー変革を実現できるように「Kyndryl Vital」や「Kyndryl Consult」の専門家による幅広いアドバイスや実装、マネージドサービスを提供する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ