JBATは、「kintone」と「FUJIFILM IWpro」をつなぎ、帳票などのPDFファイルやデータを自動連携させる新サービスを提供開始。SaaS連携アプリの作成が不要になり、効率的な業務改善を支援する。
JBアドバンスト・テクノロジー(JBAT)は2024年12月2日、サイボウズの業務アプリ構築クラウド「kintone」に登録したPDFファイルやデータを、富士フイルムビジネスイノベーションのクラウド「FUJIFILM IWpro」に連携する新サービス「帳票連携サービス for FUJIFILM IWpro」の提供を開始した。kintoneアプリでの帳票業務を補完できるというが、どのような機能なのか。
FUJIFILM IWproは、文書の自動取り込みや仕分け、データ共有、管理、出力など、文書管理を軸に業務に求められる機能を集約したクラウドサービスだ。既存システムや業務プロセスを一つのプラットフォームでつなぎ、ワンストップでのDXやデジタル化を支援する。kintoneと連携させることで、取引先への帳票の発送や受領、証憑としての保管など、kintoneアプリでの帳票業務を補完できる。
今回提供を開始した帳票連携サービス for FUJIFILM IWproは、kintoneとFUJIFILM IWproをつなぎ、kintoneアプリに登録したPDFや入力データを自動でFUJIFILM IWproに連携するサービスだ。通常、SaaS(Software as a Service)間の連携にはプログラム開発が必要だが、同サービスを利用することで、簡単な設定で連携でき、帳票発行業務の効率化を実現する。
例えば、請求業務では、kintoneアプリに登録された請求データを基に作成された請求書(PDF)をFUJIFILM IWproに連携し、取引先へのメール送付や証憑保管までをシームレスに実施するといったことが可能になる。
帳票連携サービス for FUJIFILM IWproは、富士フイルムビジネスイノベーションとその販売パートナーを通じて販売される。
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