CSF(しーえすえふ)情報システム用語事典

critical success factors / 主要成功要因 / クリティカルサクセスファクター

» 2004年07月31日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 経営戦略やITガバナンスなどを計画的に実施する際、その目標・目的を達成する上で決定的な影響を与える要因のこと。ビジネスの成否に大きな関係を持つマネジメント上の重点管理項目といえる。

 経営戦略を実行する上で、何をすればよいのかを決定するものであり、その分析・決定は重要な意味を持つ。マネジメントシステムにおいてCSFは、戦略/戦術レベル、全社/部門/個人と段階・レベルを追って策定され、最終的にはより具体的・定量的なKGI(重要目標達成指標)KPI(重要業績評価指標)にまで落とし込まれる。

 MITスローン・スクールのジョン・F・ロッカート(John F. Rockart)教授のCSFメソッドが有名だが、CSFという考え方はバランスト・スコアカードCOBIT、ITCプロセスガイドラインなどにも取り入れられている。

 KFS(key factor for success)/KSF(key success factor)なども、ほぼ同義語で、シックスシグマのCTQ(critical to quality)、TOC(theory of constraints)のボトルネックなどとも共通する面がある。

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