プロダクト・ライフサイクル(ぷろだくと・らいふさいくる)情報システム用語事典

product life cycle / 製品ライフサイクル

» 2007年01月29日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 商品が市場に投入されてから、次第に売れなくなり姿を消すまでのプロセスのことをいうマーケティング用語。その市場における製品に関する需要の寿命を示したもの。

 売上(利益)を縦軸、時系列推移を横軸にとった売上(利益)曲線で示されることが多い。通常は売上曲線と利益曲線は同じパターンにはならない。一般にプロダクトライフサイクルの段階区分は、導入期、成長期、成熟(市場飽和)期、衰退期の4段階で表現される。

 プロダクト・ライフサイクル理論は、4つの段階はそれぞれにマーケティングや販売方法(プライシング、市場アプローチなど)が変わるとするもので、各段階で収益最大化を目指す。ただし、製品および市場の特性ごとに、短命な製品、平均的な製品、長命な製品とさまざまなパターンがある。ボストン・コンサルティングによって生み出されたプロダクト・ポートフォリオマネジメントも、プロダクト・ライフサイクルの考え方を基礎の1つにしている。

 また製造業では、ある特定の製品が、設計、生産、販売、メンテナンスを経て、最終的に廃棄されるまでの一連のプロセスをいうこともある。

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