scope creep
プロジェクトマネジメント用語の1つで、プロジェクトが進行するにつれてスコープが(管理されずに)少しずつ肥大化すること。
プロジェクトは一般にその期間中、状況の変化・予期せぬ出来事が発生することにより、常にスコープが変更する。スコープの変更はプロジェクトのさまざまな面に影響するため、適切にマネジメントする必要があるが、プロジェクト現場では「少しぐらいなら」と報告・承認を経ずにスコープを変更することがある。これが繰り返されるとベースラインと現実のスコープが乖離して、プロジェクトマネージャが現状を把握できなくなり、適切なマネジメントが不可能となる。これがスコープクリープである。
スコープクリープはプロジェクトの失敗、デスマーチ化につながるため、プロジェクトにおける要求変更・追加作業はすべて集約して、スケジュールやコスト、資源などへの影響を検討し、プロジェクトオーナーやプロジェクトマネージャの承認を得て、ベースラインへ反映してから、実施しなければならない。
▼PMBOK(the project management body of knowledge)
▼P2M(project & program management for enterprise innovation)
▼ICB(IPMA competence baseline)
▼PRINCE2(PRojects IN Controlled Environments, 2nd version)
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