連載
» 2008年03月28日 12時00分 公開

あどみちゃんが新社会人へ送る“5つの超常識”特別企画 超常識シリーズ(3/6 ページ)

[構成:@IT情報マネジメント編集部, イラスト:カトウナオコ,@IT]

超常識その2:いまHOTな内部統制や日本版SOX法とは

 最近、「内部統制」や「SOX法」「コンプライアンス」という言葉を耳にする機会が多くなったのではないでしょうか。これらの言葉は、「企業の内部をキチンとコントロール(管理)しましょう」という趣旨のもので、企業で働く社会人は今後ますます意識しなければならないものです。

 そもそも、これらの概念や法律はなぜ登場したのでしょうか。それは、よく世間を騒がせている「企業の不祥事」や「粉飾決算」などが原因なのです。食品会社が食べ物の賞味期限を改ざんしたり、会社の決算をごまかして株価を操作しようとすることは、明らかに消費者や株主に損をさせる行為であり、絶対にあってはならないことです。しかし、現実にはこのような事件が後を絶ちません。

 そこで、現状の制度や法律の不備を修正して、なるべく会社が不祥事を起こしたり、粉飾決算をしないようにするための法律や考え方が、コンプライアンスや内部統制なのです。内部統制がキチンとできている会社では、各自がお互いをキチンと良い意味で監視しているため、抑止力が働いて悪いことがやりにくくなります。

 また、職務分掌といって、「これこれの仕事はAさんの役割」や「この承認はB課長しかできない」といった、仕事の役割分担や仕事の権限を明確にするため、仕事内容にあいまいさがなくなり、やりやすくなるかもしれません。決済には、きちんとした上司の承認が必要になるので、もし不祥事が起きたとしても、上司が「知りませんでした」と言い逃れをすることができなくなります。従って、上司も自分のためにキチンと部下を管理するようになるでしょう。

 このように、内部統制やSOX法が実施されることによって「いろいろな制約が増えて、監視の目が厳しくなるんじゃないか」というデメリットを感じることがあるかもしれません。しかし、悪いことをしないほとんどの社員には、それほど関係のない話なのです。確かに、上司に承認してもらわなければならない機会が増えたり、操作・閲覧できるファイルが減るかもしれません。しかし、もし何か事件・事故が起きたときの責任を明確化するためには必要な施策となります。

【超常識単語】
日本版SOX法
内部統制
SOX法

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ