マイクロソフトは3月31日、運営するポータルサイト「MSN Japan」を4月14日にリニューアルすると発表した。「毎日使いたくなるポータルサイト」をコンセプトにコンテンツを再編成する。3月31日にはベータ版を公開した。
リニューアルの柱は3つ。1つ目はHotmailやメッセンジャーなどへのリンクやニュース、天気予報の情報をトップページ中央付近にまとめたこと。2つ目は金融・株価情報をトップページのサイドに表示したこと。マイクロソフトのオンラインサービス事業部 MSNメディアネットワーク エグゼクティブプロデューサー ショーン・チュー(Sean Chu)氏は「MSNのユーザーはマーケット情報への関心が高い」と背景を説明した。3つ目はニーズが高いという特集コンテンツや動画コンテンツをトップページに表示したこと。
ショーン・チュー氏は「シンプルできれいなレイアウトに見えるが、1年かけてユーザー調査や研究を開発を行って毎日使ってもらえるポータルに仕上げた」と説明した。また、同社オンラインサービス事業部長の笹本裕氏も「リニューアルは新世代のMSNへの第一歩。これからはユーザー主導で作っていくポータルを目指す」と話した。
PCの大画面化に合わせて、ワイド幅(横幅950ピクセル)と、ナロー幅(780ピクセル)の2つのサイズの展開も始める。Webブラウザの幅を自動検知して最適なサイズで表示するという。これまで画面右側に偏っていた広告スペースも左右にバランスよく振り分ける。
マイクロソフトはMSNのリニューアルに合わせて大規模なキャンペーンを開始する。オフラインのイベントと連携するキャンペーンで、大阪で開催するファッションショーや、舞台公演にスポンサーとして関わったり、Webを使った俳優のオーデションを開催する。
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