コンタクトセンター用電話自動発信ソフト「ダイアラー3.0」発表インタラクティブ・インテリジェンス

» 2008年07月16日 00時00分 公開
[内野宏信,@IT]

 IPコンタクトセンター・ソリューションを提供するインタラクティブ・インテリジェンスは7月16日、アウトバウンド(発信)用ソフトウェア「インタラクション・ダイアラー3.0」英語版を日本国内で発売すると発表した。6月25日に発売したIPコミュニケーション ソフトウェアの製品群「カスタマー・インタラクション・センター(以下、CIC)3.0」のアドオン用モジュールであり、キャンペーン案内や債権回収といった発信業務の効率化を実現するという。

 ダイアラー3.0は、スキルベース・ダイアリング機能を追加した。これは、これから通話する顧客との対話において、必要な知識・スキルを持ったエージェントが現在応対可能かどうかをリアルタイムに確認してから自動発信する機能。債権回収や督促など、特定の知識・資格を要するアウトバウンド業務の効率向上に貢献する。

 システムの最適化により拡張性も向上させた。具体的には、1台のサーバで1時間当たり最大25万コールのサポートを実現。コンタクトセンターを増設する際には、システム間にSIPゲートウェイを配置することで、1つの拠点からすべてのコンタクトセンターを一元管理可能にしたという。

 また、インタラクション・ダイアラー3.0の機能と、米オンタリオシステム社の債権回収業務用ソフトウェアの機能を統合し、回収業務時のコンタクト率を向上させる製品として「Guaranteed Contacts IP」も用意した。

 当面は金融、通信、保険、小売業におけるCIC既存ユーザーをメインターゲットとするが、日本語対応が済み次第、日本企業の新規顧客開拓にも乗り出すという。価格はライセンス制で、エージェント1席当たり10万円から提供する。

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