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» 2009年01月06日 00時00分 公開

情報システム用語事典:ゼロサムゲーム(ぜろさむげーむ)

zero-sum game / 零和ゲーム / ゼロ和ゲーム

[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 ゲーム理論で扱うゲームタイプの1つで、各プレーヤーの利得(正負の支払い)の総和がゼロになるゲームのこと。一部プレーヤーの受け取りが、そのまま残りのプレーヤーの支払いとなる。

 各プレーヤーの正負の利得の総和が一定になるゲームを定和ゲームというが、これとゼロサムゲームは論理的には同じものである。なお、両者の利得の合計がゼロにならないゲームは、非ゼロサムゲームという。

 利害が完全に対立する2人のプレーヤーによる「ゼロサム2人ゲーム」は、最もプリミティブな形のゲームであり、ゲーム理論を理解する際の基礎となる。1950年代の冷戦初期、米国では米ソ対立をゼロサム2人ゲームになぞらえて国際政治や核戦略理論の研究が行われた。

参考文献

▼『ゲームの理論入門――チェスから核戦略まで』 モートン・D・デービス=著/桐谷維、森克美=訳/講談社・ブルーバックス/1973年1月(『Game Theory: A Nontechnical Introduction』の邦訳)

▼『ORの話』 大村平=著/日科技連出版社/1989年8月

▼『ゲーム理論』 岡田章=著/有斐閣/1997年1月

▼『もっとも美しい数学――ゲーム理論』 トム・ジーグフリード=著/冨永星=訳/文藝春秋/2008年2月(『A Beautiful Math: John Nash, Game Theory, and the Modern Quest for a Code of Nature』の邦訳)


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