アクシスソフト、Excelをテンプレートにできる見積支援ソフトワークフローと組み合わせることで見積もりを見える化

» 2009年10月06日 00時00分 公開
[大津心,@IT]

 アクシスソフトは10月6日、見積もり支援アプリケーション「見積支援」の販売を開始した。見積支援の特徴は、Excelファイル形式の見積書を管理できる点。価格は製品ライセンスが100万円、年間保守料が15万円から。

 見積支援は、Excelファイル形式の見積書テンプレートを作成・管理し、ワークフローと組み合わせることで、見積もり作成フローの見える化をサポートするソフトウェア。ワークフロー機能で申請・承認ができるほか、すべてのログを取得しているため、内部統制における発見的統制にも役立つとしている。対応するOfficeは「Microsoft Office 2003」。

 アクシスソフト 取締役 セールス&マーケティング本部管掌 宮武達郎氏は、「日本版SOX法の対象となる財務報告では、スプレッドシートが業務を効率化するうえで非常に役立っている。一方、スプレッドシート統制におけるアクセス管理やログ管理などがきちんとできていないために、苦労している企業も多い。その点、見積支援を活用することで、適切な承認者の承認を得た『見積書』のみを顧客に提出することができる点は大きい」とコメントした。

 見積支援を実際に使用する際には、まずExcelファイル形式の見積書テンプレートを作成。そのテンプレートは承認者が承認しなければ利用できない。また、テンプレートは入力セルの背景色を黄色(イエロー)に設定するだけで、入力セル以外のセルへの入力制限をかけることができ、計算式の改ざんを防ぐことができる。また、WordやPowerPointなどで作成した見積もりに添付するための文書は、PDFに変換されて保存される。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ