シャープは1月15日、地上/BS/110度CSデジタルハイビジョンチューナーを内蔵したHDD&DVD-R/RWレコーダー「D・combo」シリーズ2機種を発表した。同社によると、地上/BS/110度CSデジタルハイビジョンチューナーを搭載したHDD内蔵DVDレコーダーは世界初。
オープン価格で、実売予想価格は、HDD容量が250Gバイトの「DV-HRD20」が20万円前後、160Gバイトの「DV-HRD2」が18万円前後。
デジタルハイビジョン(HDTV)録画に対応したハイブリッドレコーダー。HDTV録画に対応した同社従来機種「DV-HRD1/DV-HRD10」ではHDDにのみデジタルダイレクト録画(MPEG-TS)できる仕様だったが、新製品はMPEG-TSに加え、任意の画質でHDDかDVD-RW(CPRM対応、VRフォーマット)に録画できるようになった。
HDDに録画する場合、HDTV画質の最大録画時間は250Gバイトモデルで約21時間、160Gバイトモデルで約13時間。VHS3倍相当(EPモード)に落とせば250Gバイトモデルで約314時間、160Gバイトモデルで約200時間の長時間録画が可能だ。
HDTV映像をDVDに録画する場合はSD相当にダウンコンバートする。HDDからDVDへのダビング時もSDにダウンコンバートされる。CPRM信号が入ったコピーワンスコンテンツのムーブにも対応した。
本体後面にi.LINK(TS)端子を備え、デジタル放送をD-VHSなどに出力して録画することも可能だ。HDDに録画したデジタル放送番組のD-VHSなどにムーブすることも可能だ。
各デジタル放送はEPG予約に対応。アナログ放送は同社独自の「かんたん画面予約」となる。編集機能では、プレイリスト編集やフレーム単位編集などに加え、編集したつなぎ目を滑らかに再生するシームレス再生などを備えた。
アナログ地上波用に3次元デジタルノイズリダクション、3次元Y/C分離回路など高画質化回路も搭載した。プログレッシブ再生に対応する。
出力端子はD4×1、S映像×1、光デジタル×1、コンポジット×1など。入力端子はS映像×2、コンポジット×2などを備える。IEEE 1394入出力端子も装備し、DVカメラなども接続可能。
サイズはそれぞれ430(幅)×260(奥行き)×78(高さ)ミリで、重さは約5.1キロ。簡単に操作できるという新設計のリモコンが付属する。
また、VHSデッキ一体型DVD-R/RWレコーダー「DV-RW200」も1月28日に発売する。DVD用の地上アナログチューナーとBSアナログチューナー、VHS用の地上アナログチューナーと、計3基のチューナーを備え、DVD、VHSそれぞれに別の番組を録画できるのが特徴。オープン価格で、実売予想価格は8万円前後。
VHSとDVD間ダビングも可能。VHSからDVDへのダビング時には、専用のノイズリダクションとタイムベースコレクタ回路を利用するため、高画質にダビングできるという。CPRMに対応し、コピーワンス放送もDVDに録画できる。
プレイリスト編集やチャプター分割など、DVD編集機能も豊富に備えた。入力端子にはS映像×2、コンポジット×2など、出力端子にはD2×1、光デジタル×1、コンポジット×1などを備えた。IEEE 1394端子も装備する。
サイズは430(幅)×346(奥行き)×100(高さ)ミリで、重さは約6.2キロ。
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