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NHKがインターネットによる番組配信サービスなどの概要を明らかに

» 2004年01月16日 17時18分 公開
[RBB Today]
RBB Today

 日本放送協会(NHK)がインターネットを用いた番組の配信サービスに乗り出す計画を発表した。「平成16年〜18年度 NHKビジョン」によるものだ。

 予定されているのは「インターネットを利用した地上デジタル放送の充実」「サーバー型放送」「携帯端末向けサービス」の3つ。

 インターネットを利用した地上デジタル放送の充実は、データ放送をインターネットで補うサービス。具体的には、地域ごとの詳細な気象情報の配信などが挙げられている。こちらは、2004年度に開始される予定。

 2つ目のサーバ型放送は、専用のHDDレコーダのような機器「サーバ型放送受信機」に向けた蓄積を前提にした放送サービス。これにより、すでに放送された番組が好きなときに楽しめるようになる。また、検索性を向上させるために、放送される番組とともに、番組名やシーン名などのメタ情報が付加される技術も開発が進められている。さらに、インターネットを利用したオンデマンドでの配信サービスも検討されている。

 ほか、携帯電話に向けたサービスの提供も明らかになった。ここでは、携帯電話に内蔵されたTVチューナーと通信機能を連動させたサービスが提供される予定だ。具体的には、通信を視聴者参加の手段や最新ニュースの動画の配信で利用することが挙げられている。