朝日新聞は1月26日、海外在住の邦人向けにインターネットで紙面をそのまま配信する「ウェブ朝日新聞」を始めた。JPEG2000とNECの文書閲覧システムを採用し、実際の紙面をめくる感覚で高速に表示できるという。
国際衛星版を販売していない韓国とインド、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国向けに、アジア向け衛星版全ページを配信する。配信時間は日本時間の毎日午前6時ごろ。購読料は月額4000円。
配信システムの構築はNECが担当。同社の文書閲覧システム「DocumentSkipper」を使って紙面をJPEG2000に変換して配信する。多重解像度を活用した画像配信技術により、ページをめくるように各紙面を高速に連続表示したり、読みたいページを画質劣化なく拡大表示することが可能になっている。
ただしPCへの保存はできず、「通常の紙の新聞そのものを読むのと同じサービスだと考えてほしい」としている。閲覧にはInternet Explorer 6.0以降(Windows 2000/XPのみ)と専用プラグインが必要。
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