日本音楽著作権協会(JASRAC)は4月6日、「JASRACから依頼を受けた」として金銭を要求する架空請求があったことを明らかにした。JASRACは請求に応じないよう、ユーザーに注意を呼びかけている。
JASRACによると4月5日、あるユーザーの自宅に「ネットワーク調査協会」を名乗る男からの電話があり、「JASRACの依頼でWinnyを使用しているかどうかを調査している。使用しているようなので50万円支払え」と要求された。ユーザーがJASRACに問い合わせて発覚した。届け出は今のところこの1件のみで、被害も報告されていない。
JASRACは、違法に音楽ファイルを交換しているユーザーに対してメールによる警告などを行っているが、「いきなり自宅に電話をかけたり、金銭を要求することはない」(JASRAC)として注意を呼び掛けている。
このユーザーはWinnyを実際に使っていたが、JASRACは「Winnyの使用を特定した上で架空請求したのかどうかは分からない」としている。
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