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世界の音楽販売、「海賊版原因」で4年連続減少

» 2004年04月08日 08時21分 公開
[ITmedia]

 国際レコード産業連盟(IFPI)は4月7日、世界の音楽販売が2003年、前年比7.6%減になったとの統計を発表した。音楽販売はこれで4年連続の減少。IFPIはその原因として、デジタルおよび物理的な海賊版、ほかのエンターテインメント製品との競合を挙げている。

 IFPIによれば、音楽販売は事実上すべての主要国で減少、特に西欧で顕著な落ち込みを見せている。2000年以来の3年間では世界で20%の減少になるという。

 この減少は、インターネットの海賊行為が「引き続き非常に重大な要因」になっているとIFPIは指摘、無許可のファイル交換が音楽の小売りに直接的に響いている実態は、IFPIやサードパーティーの調査で示されていると述べている。

 一方でIFPIは、レコード業界はオンライン音楽ビジネスの創設で目覚ましい発展を遂げているともI指摘した。米国を拠点とするサービスからのダウンロード件数は2003年下半期で1920万件に上り、欧州では30余りの正規サービスが同年中に30万トラック以上をダウンロード提供したとしている。今回の統計にはデジタル形式の音楽販売は含まれていないが、IFPIでは2005年の統計から、オンライン音楽販売に関する情報も含める方針。

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