レックスマーク インターナショナルは14日、A4フチなし印刷対応のインクジェットプリンタ3機種「Z818 Color Jetprinter」「Z810 Color Jetprinter」「Z615 Color Jetprinter」、A4フチなし印刷対応インクジェット複合機3機種「X5270 オールインワン・ステーション」「X5250 オールインワン・ステーション」「X2250 PrinTrio」の計6機種を4月29日から順次発売すると発表した。価格はいずれもオープンプライス。
Z818、Z810、X5270、X5250は、染料系のカラーインクカートリッジと顔料系のフォトインクカートリッジを併用する新しいインクシステムを採用したことで、写真印刷時の耐候性と保存性を両立している。ノズル数・色の増加、双方向印刷により印刷速度も向上。また、インクカートリッジにCMOSチップを内蔵しており、インク使用量およびインク残量をカートリッジ側で記録し、カートリッジを取り外しても正確な残量表示が可能だ。プリンタ解像度は4800×1200dpi。
上位モデルのZ818と下位モデルのZ810は、印刷速度と同梱インク数が違うだけで、それ以外のスペックは共通となる。Z818は、印刷速度がモノクロ毎分22枚/カラー毎分15枚で、6色のインクを同梱。Z810は、印刷速度がモノクロ毎分20枚/カラー毎分14枚で、4色のインクを同梱し、オプションで6色印刷にも対応可能だ。
両モデルともに本体サイズは幅440×奥行き230×高さ152mmで、重さは約2.4kg。PCとのインターフェースはUSB2.0だが、高速転送には対応していない。対応OSは、Windows 98 / Me / 2000 / XP、Mac OS X 10.1.5〜10.3.3で、同社製のデジタル画像編集ソフト「Lexmark Precision Photo」などが付属する。なお、デジタルカメラの撮影画像をPCなしで直接プリントできるPictBridge規格には対応していない。
実売予想価格は、Z818が14,000円台、Z810が10,000円前後で、発売日はいずれも5月20日頃。
プリンタ機能、スキャナー機能、コピー機能を装備する複合機のX5270とX5250の違いも、プリンタ印刷速度と同梱インク数が違うだけだ。プリンタの主要スペックは、X5270がZ818と、X5250はZ810と同様となる。スキャナー解像度は600×2400dpi、階調はカラー48ビット入力/24ビット出力。本体サイズはいずれも幅441×奥行き319×高さ161mm、重さは約4.5kg。
対応OSは、Windows 98 / Me / 2000 / XP、Mac OS X 10.1.5〜10.3.3で、同社製のデジタル画像編集ソフト「Lexmark Precision Photo」や「Lexmark FAXナビ」、メディアドライブのOCRソフト「e.Typistエントリー」などが付属する。
実売予想価格は、上位モデルのX5270が20,000円前後、下位モデルのX5250が16,000円前後で、発売日はともに5月20日頃。
また、最低価格帯を追求したエントリーモデルのラインアップとして、インクジェットプリンタのZ615、複合機のX2250を4月29日に発売する。なお、Z615は、2003年6月に発売した「Z605」の後継モデルという位置付けだ。実売予想価格はZ615が6,000円台前半、X2250が13,000円前後。
今回発表した新製品は、従来のセールスポイントである安さだけでなく、日本市場やデジタルカメラを意識し、シンプルなデザインで使いやすさも追求しているという(同社代表取締役社長の雨宮敏郎氏)。
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