ついにコーエーのオンラインゲーム「大航海時代 Online」の全貌が見え始めてきた。2004年夏からベータテストを年内には正式サービスを開始するとの予定が明らかにされた。
大航海時代 Onlineは、大航海が一大ムーブメントなった16世紀初頭を舞台に、プレイヤーが船長になり航海へ出るという設定で進められる。
職業は、遺跡を発掘したり未知の生物を探す「冒険家」、交易品を取引することでゲーム内の経済を動かす「商人」、海賊になったりその海賊から商人や冒険家を護衛する「軍人」の3種類が用意さており、プレイヤーはいずれかの職業を選ぶことになるが、職業によるプレイの制限はなく、冒険家や軍人が取引をしたり、商人が戦ったりすることも可能だ。
発表会では、同社の松原健二氏が「これまでのMMORPGは、モンスターなどと“戦う”ことが大きな目的だったが、大航海時代 Onlineはまた別の楽しみがある」とし、これまでのMMORPGとはまた違ったユーザ層が獲得できると期待を見せた。このように、戦いは大航海時代 Onlineは1つの要素でしかなく、遺跡を発掘し名声を高めたり、交易品の取引で財をなすといった楽しみ方ができるのも大きな魅力だ。
同タイトルは、オンライン化することでプレイヤー同士が協力し艦隊を結成。複数のプレイヤーが協力し合って、各クエストをクリアしていくことになる。艦隊を組むことで、軍人は艦隊を海賊から守り、遺跡を発見したら冒険家が財宝を発掘し、これを商人が売り、次の冒険の資金にするといったことが可能になる。さらに、軍人だけが集まり海賊団を結成。ほかの艦隊を次々と襲撃するといった楽しみ方もある。
またアジア各国への展開も明らかにされた。日本/台湾/韓国はそれぞれ15万ユーザ、中国においては30万程度の課金ユーザの獲得を開始から1年程度で獲得すると目標を挙げた。特に中国におけるオンラインゲームのユーザの伸びはめざましく、CGPA&IDC2003からの出典によると、2004年の推定ユーザ数として2,030万人との試算を出している。これらアジア各国へのローカライズ版は、日本向けの登場から間を開けることなく開始するとのことだ。
なお、いずれの言語もWindowsのみの対応になり、他のOSやPS2への移植については予定されていない。また、クライアントソフトは無料で配布されることが決まっているものの、料金については未定だ。
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