米大手インターネットサービスプロバイダー(ISP)のEarthLinkは4月19日、フィッシング詐欺防止機能「ScamBlocker」を組み込んだブラウザ用ツールバーを提供開始した(4月14日の記事参照)。米大手ISPでこの機能を提供するのは同社が初めてだとしている。
フィッシング詐欺とは、信頼できる企業からのメールを装ってサイトに誘導し、クレジットカード番号などの個人情報を入力させる手口。ScamBlockerはEarthLinkがフィッシング詐欺サイトとして特定したサイトにユーザーが個人情報を入力しようとするとアラートを出す。EarthLinkはネットオークション大手のeBayやスパム対策技術企業のBrightmailと手を組み、知名度の高いフィッシング詐欺サイトの特定と遮断に向けて取り組む考えだ。
同社提供のツールバーにはScamBlockerのほか、Googleの検索機能、ポップアップ広告遮断機能、スパイウェア検出機能などが含まれ、Internet Explorer 5.0以降のバージョンに対応する。
フィッシング詐欺の取り締まりを図る業界団体Anti-Phishing Working Groupによれば、新規フィッシング詐欺の件数は1月の176件から2月には282件に増加している。
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