オンライン小売大手の米Amazon.comは4月22日、第1四半期(1〜3月期)の業績を報告。また、宝石を扱うジュエリーストアを立ち上げを発表した。
1〜3月期は15億3000万ドルを売り上げ、1億1100万ドル(1株当たり26セント)の純利益を計上した。前年同期から41%の売り上げ増だが、為替差益分を差し引くと33%の増収。前年同期は1000万ドルの純損失だった。
北米サイトの売り上げは前年比20%増の8億4700万ドル。北米外(英、独、仏、日)のサイトの売り上げは同80%増の6億8400万ドルで、為替差益分を差し引くと58%増。営業利益は北米が46%増、北米外が163%増。今回の決算で初めて、米国外の顧客に配送された商品による収益が売上高の50%以上を占めたという。
同社は今後の見通しとして、4〜6月期の売上高を前年比22〜31%増の13億4000万〜14億4000万ドル、年間の売上高を64億5000万〜68億5000万ドルと見込んでいる。
同社はまた、指輪、ネックレス、ペンダント、ブレスレット、イヤリング、時計などを低価格で販売するジュエリーストアのオープンを発表した。
ジェフ・ベゾスCEOは決算発表資料の中で「βテスト中に、ジュエリーストアの商品に対して10万人以上の顧客から注文を受けた」と述べ、次のように続けている。「宝石の小売りでは、平均のマージンはだいたい45〜50%だが、当社では宝石販売の目標マージンをかなり低く設定しており、ダイヤモンドジュエリーではさらに低い約13%としている。これは低価格で成長するという当社戦略の一環だ」
Amazonのジュエリーストアでは、7万5000点以上の商品を提供。ブルートパーズをあしらった15ドルの銀のイヤリングから、総カラット数31.74カラットのダイアモンドを使った9万3000ドルのネックレスまでさまざまだ。
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