シャープは5月18日、ハイビジョン映像の無線伝送を実現する5GHz帯無線画像伝送用ベースバンドチップとコントローラLSIを開発し、チップセットとして販売すると発表した。品名は「DC2Zシリーズ」。6月にサンプル出荷を開始する。
DC2Zシリーズは、主にデジタル放送チューナーや液晶テレビへの組み込み用途を想定したもの。2004年中に仕様が確定する予定のIEEE 802.11e(ドラフト仕様)に準拠し、通信の互換性を確保するとともに、独自のQoS機能によって通信エラーの少ない高精細画像の無線伝送を実現するという。
扱える画像データは、ハイビジョン(24Mbps)または標準画質(6Mbps)のうち1チャンネル。また標準画質データは3チャンネル分の入力端子(1チャンネルはハイビジョン用と共用)を内蔵しているため、3種類の映像ソースを送信機に直接接続し、受信機側で見たい映像ソースを選択することができる。
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