三菱電機は5月25日、エレベーターの移動速度を乗車人数に応じて変えることで、待ち時間や乗車時間を短縮できるという国内初の「可変速エレベーターシステム」を開発したと発表した。今年度中の製品化を目指す。
エレベーターの負荷を検知して機器の能力を最大限に生かすことで、従来の最大移動速度「定格速度」以上のスピードで移動させられる。
定格速度が60メートル/分の9人乗りエレベーターに4−5人が乗った場合のシミュレーションをした結果、移動速度は最大90メートル/分に高速化し、待ち時間は最大約15%短縮できたという。駆動機器や電源設備の容量は従来と同じものが利用できるため、低コストで導入できるとしている。
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