米国の小売業界団体National Retail FederationのShop.org部門が5月25日発表した年次報告書によると、2003年のオンライン小売販売高は予測を大きく上回り、前年比51%増の1140億ドルに達した。
この調査はForrester Researchが小売業者150社を対象に実施。オンライン販売は各分野とも堅調に伸びているが、中でも旅行関連の販売高が91%増の524億ドルと大きく成長したほか、ホーム/オフィス製品(111億ドル)、コンピュータのハード/ソフト(110億ドル)が牽引する形となった。
利益率は2002年に収支トントンとなり、黒字化の兆しが見えていたが、2003年はオンライン小売業界全体の営業利益率が21%に上昇。Webのみで製品を販売している小売業者の営業利益率は2002年のマイナス16%から、2003年は15%増加した。黒字を計上した業者は全体の79%に上り、前年の70%から上昇している。
今年のオンライン小売販売高は27%増の1440億ドルになると予測。大幅な上昇が見込める分野として、ヘルス/ビューティ(61%)、アパレル(42%)、生花/カード/ギフト(41%)を挙げている。
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