バッファローの「LinkTheater PC-MP2000/DVD」(以下、PC-MP2000/DVD)は、DVDプレーヤーにMPEG-2やMPEG4、MP3などのマルチメディアファイル再生機能をもたせた、いわゆるメディアプレーヤーだ。ネットワーク機能を搭載しているため、PCやネットワークHDD上にあるマルチメディアファイルを、ネットワーク越しに再生することも可能になる。これだけの機能が付いているわりに、価格が2万2050円(税込み)とリーズナブルなのが好ましい。
ネットワーク機能については後述するとして、はじめに基本的な機能を見ていこう。
PC-MP2000/DVDで再生できるのは、DVD-VIDEO、Video CD(VCD)、Super Video CD(SVCD)、オーディオCD(CD-DA)と、特定のメディアコンテンツだ。
メディアコンテンツとは、MPEG-2やMP3などのマルチメディアファイル(音楽、静止画、動画)を指す。平たく言えば、DVD-RにMPEG-2のファイルを書き込んでおけば、この機械で再生できるということだ。
オーディオ | MP3、WMA、Ogg、WAV形式 |
静止画 | JPEG、GIF、TIF、BMP、PNG形式 |
動画 | MPEG4、RMP4、XviD(音声はMP3あるいはAC3)、MPEG-1、MPEG-2形式 |
また、読みとり可能なメディアはDVD-ROMと音楽用CD、CD-ROMはもちろんのこと、記録型のDVD±R/RWやCD-R/RWに対応している。DVD-Rに大量のMP3ファイルを焼いておき、ジュークボックスのようにすることもできるわけだ。
インタフェース類はシンプルだが、通常のコンポジット映像出力端子(いわゆるRCA端子)とS映像端子のほかに、コンポーネント映像出力端子(色差コンポーネント出力端子)や、デジタル音声出力端子(光および同軸)を備えている。コンポーネント出力はプログレッシブ出力(480p)対応で、音声は5.1chサラウンド、dtsにも対応しているので、いわゆるホームシアター用としても使える。
本体のボタン類はDVDの再生や前スキップ・次スキップ、停止など最小限のものしか備えていないので、操作はほとんどリモコンで行うことになる。
中に使われているデコーダチップはSIGMA DESIGNSの「EM8550」で、マルチメディアプレーヤーにはよく使われているおなじみのチップである。
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