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今年のボーナス、家電買うならDVDレコーダー

» 2004年06月28日 01時59分 公開
[ITmedia]

 BCN総研は、Web上で2004年夏のボーナスの使い道に関するアンケート調査を行った。調査期間は6月11日〜15日で、有効回答は1,703件。回答者は男性 61.8%、女性 38.2%で平均年齢41.3歳、PC利用歴は平均9.8年。

 これによると世帯レベルでボーナスの受給があるという回答者は約7割の68.2%で、受給見込み額は「50〜100万円未満」が25.5%で最も多く、次いで「30〜50万円未満」18.3%、「30万円未満」が13.0%。200万円以上といううらやましい人も0.7%いる。

 2003年夏ボーナスとの比較では、「かわらない」が39.7%と最も多いが、「とても増える」は0.9%、「多少増える」が15.4%で、合わせて「増える」という回答は16.3%で、昨年のどう調査と比べると「増える」の比率は7.0ポイント増加している。また、「減る」(「とても減る」+「多少減る」)の比率が16.2ポイント減少するなど、ボーナスの受給状況は多少上向き傾向のようだ。

 ボーナスで、家電、もしくはPC・PC関連機器の購入する予定が「ある」と答えたのは29.0%で昨年の33.7%より少々減少している。なお、ボーナスが増えると回答した人の購入予定は40.5%で「かわらない」「減る」という回答者に比べて購入意欲が高い。

 家電およびPC・PC関連機器購入する予定が「ある」ユーザーの購入予定製品(複数回答)は、「DVDレコーダー」が28.2%でトップとなり、次いで「ノートPC」(22.4%)、「デスクトップPC」(17.9%)と続く。昨年調査と比べて「DVDレコーダー」と「液晶テレビ」が大きく伸び、「ノートPC」「デスクトップPC」「携帯電話」も昨年に比べて比率が高まった。逆に比率が減少したのは、「デジタルカメラ」「PCパーツ」「エアコン」で、夏のボーナスの主役が大きく入れ替わった格好だ。

グラフ

 なお、「家電」の購入意向を示したユーザーは277人で、そのうち33.6%と3割強が「DVDレコーダー」に購入意向を示し、次いで「液晶テレビ」(16.2%)、「携帯電話」(15.5%)が上位に並ぶ。昨年はトップだった「エアコン」が4位となるなど、白物家電からデジタル家電へと主役が入れ替わった。また昨年はDVDプレーヤーを購入予定のユーザーが多かったが、今年はおなじDVDでも「レコーダー」が人気だ(複数回答)。

 PC・PC関連機器の購入意向を示したユーザーは236人。購入予定製品は「ノートPC」が31.4%でトップ。2003年夏、2003年冬に続き、PC・PC関連機器では、3回連続で「ノートPC」がトップとなり、PCの主流がノートPCに移行していることが窺える。2003年秋頃より需要が高まっている「デジタル一眼レフカメラ」、「インクジェット複合プリンタ」も選択肢に入れたところ、それぞれ5.9%、8.5%という結果で、「インクジェット複合プリンタ」は、「インクジェットプリンタ」(5.9%)の比率を上回り、プリンタ市場でのニーズが高まっていることを裏付ける結果となった(複数回答)。

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