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» 2004年07月02日 08時14分 公開

っぽいかもしれない:手書きと立体っぽさとパイの実〜国際 文具・紙製品展2004 (1/2)

文房具が好きな人は多い。わたしもそうだ。こういう人たちが心待ちにしているのが「国際文具・紙製品展」(ISOT)である。今年は、ぺんてるの「airpen」、錯覚が錯覚を呼ん投影した映像が立体的に見えるというスクリーン、そしておなじみの「遠山式立体表示法」なんかもあった。

[こばやしゆたか,ITmedia]

 文房具が好きな人は多い。わたしもそうだ。こういう人たちが心待ちにしているのが「国際文具・紙製品展」(ISOT)である。かつてはビジネスショーも文房具関係だったのだけど、あっちはすっかりエレクトロニクスのものになってしまった。でも、こちらはしっかり文房具している。今回は「国際オフィス機器展」(OFMEX)も併催された。

手書きLinkとairpen

 去年のISOTでも見たゼブラの「手書きLink」が、今年も展示されていた。紙にペンで書いているストロークがそのままリアルタイムにパソコンにも入力されるというものだ(原理などは去年の記事参照)。

 今年はハードウェア的には全く変更はなし。ソフトウェアの充実を図ってきた。インターネットを使ってテレビ会議しながら、手書きLinkで図面を使ったコミュニケーション(「ここんところをもっとぐるぐるとしてください」)ができるというものだ。それはそれで使いみちはあると思うのだけど、もっと基本的なソフトウェアの汎用性がほしい。

photo ゼブラの「手書きLink

 一方、ぺんてるにはairpenという新製品が展示されていた。うっかり「去年見たような気がするんですが」「それは他社さんですね」って会話をしちゃったくらいに手書きLinkと良く似たものだ。原理も一緒。手書きLinkでは、紙挟みのような形をしていたベースユニットが、こっちではレザーのファイルカバーのようになっているくらいの違い。

 もう一つ、大きな違いがある。airpenは2Mバイトのメモリを内蔵している。パソコンにつながっていない状態でも、ストロークをメモリにため込んでおけるのだ。なお、2Mバイトというのは「わたしどもはA4サイズ100枚分と申しております」というサイズ。これによって、このユニットだけを持ち歩けるようになったわけだ。帰ってきてから、パソコンにUSB接続すれば、一気にデータを転送するというわけ。もちろんデータは、ストローク(軌跡)情報を含んでいる。ここまできたら、もうケーブルをつなぐのは野暮だからBluetoothにして欲しいといったら、それは将来の計画だそうだ。

photo airpen
photo 小さい文字もこのくらいに拾っている

 また、ぺんてるはこのデバイスの仕様を公開するそうだ。SDKも入手できて、自由にアプリケーションを作ることができるようになる。おもしろいアプリケーションさえあればこれは大化けする可能性があるので、かなり期待してしまう。

 ところで、手書きLinkのブースの方にairpenが出ましたねと聞いたら、「まだ、こういう手書き入力の商品というのは出たばかりなので、一緒に認知度をあげていきたい」とのこと。がんばってください。

ヨビキス

 マックスのホッチキスの新製品。本体のグリップの部分に予備針を収納できるというもの。いつものカートリッジに100針、予備に200針しまっておける。予備をカートリッジに移すのは、手動。トイレットペーパーみたいに自動で落ちてくれるのかと思ったけど、そうじゃなかった。

photo マックスのホッチキス新製品

 白状します。これが発表されたとき、新聞で記事を読んでたのだけど、そのときはそれのどこが偉いのか全然わかっていませんでした。そんなの引き出し開けりゃいいじゃんって。

 話を聞いてみた。

 ホッチキスというのは、室内でだけ使われるものではないのだ。もともとこの商品は、運送屋さんのユーザーの声からでき上がったものなんだそうだ。荷札とか止めるのにホッチキスを頻繁に使うのだけど、外で針がなくなっちゃうことが多いというわけ。それは盲点だったというので作ってみたら、これが好評。コンビニなんかのレジにあるホッチキスは、お客様が使うことが多いのだけど、これにしておけば「針がありません」なんてことがなくなる。現場を知らないで悪口を言ってはいけないと反省。

健ぴつ

 どうもわたしはこういうインクを使わない筆記具ってのが好きらしくて、毎回似たようなのをとりあげているんだけど、青井黒板製作所のブースにあった「健ぴつ」。シートの向う側にある磁性粉をマグネットペンで吸い上げるとそこが黒くなるというもの。消すときは逆極のマグネットであるイレーサーを使う。また、ペンのお尻にもイレーサーがついているのがかわいい。

photo 青井黒板製作所の「健ぴつ」

BLO Pens

 ヒガ・インターナショナルのブースにあった「BLO Pens」(ブローペン)。水性ペンのお尻がわから息を吹き込むと、向こうにインクが霧状に飛びだす。つまりエアブラシなのである。ステンシル(型紙)も用意されていて、それを使えば誰でも簡単にエアブラシ画家。逆流防止機構もついているので、うっかり吸っても大丈夫。吹くのはちょっとという大人の人のためには手でシュポシュポするブロワーも用意されている。デモでは、それを使っていた。ペンは5色セットで1000円弱くらいから。欲しいかもしれない。

photo 「BLO Pens」(ブローペン)。動画はこちら(0.9Mバイト)

遠山式立体表示法!

 もはやおなじみの「遠山式立体表示法」が、奥村印刷のブースに展示されていた。展示されているのはPAGE2004のときといっしょ。ただしアナグリフ式のみだ。札束や水着のお姉ちゃんなんかはやっぱりみんな足をとめて目をみはっている。そして、遠山式の遠山茂樹さんもいらっしゃった。話を伺ってしまう。

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