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アッカ、下り最大50Mbps超/上り10MbpsのADSL接続サービスを年内にも開始

» 2004年07月27日 23時24分 公開
[記事提供:RBB TODAY]
RBB Today

 アッカ・ネットワークス(アッカ)は、最大下り50Mbps超/上り10MbpsのADSL接続サービスを年内にも開始すると発表した。今のところ、OCNが対応を表明している。

 50Mbps超のサービスでは、これまで上りと下りをオーバラップさせていた26kHz〜138kHzの帯域を、下りのデータ伝送専用に割り当てたうえで、あらたに上りの帯域として4MHz〜5.1MHzを割り当てることで高速化が図られている。

 なお、現在でもこの高速化技術は開発中であるため、ここで挙げられた通信速度やサービスなど詳細については未定だ。

40Mbpsサービスと50Mbpsの使用帯域の比較図

 また、理想環境下における上りのリンク速度も公表された。これによると上り3Mbpsのサービスでは、約1.4km(15dB)までは緩やかに減速するものの、これを過ぎるとほぼ垂直にリンク速度が1Mbpsに落ちる結果になっている。そのため、47Mbpsサービスでは上り速度が従来の3倍になったとはいえ、恩恵を受けるのは小数のユーザに限られるようだ。一方の上りが10Mbpsのサービスは、距離が長くなるに従い緩やかに減速し、2km過ぎで約1Mbpsに落ちる。

 このため、上り3Mbpsサービスでは局舎から約1.4km以内、上り10Mbpsサービスでは2km以内のユーザが1Mbpsサービスよりも増速する可能性がある。

 また50Mbpsサービスの下りについても、約1.4km(15dB)で47Mbpsや40Mbpsサービスとほぼ同じリンク速度になる。

(左)理想環境下における上りのADSLリンク速度
(右)下りのADSLリンク速度(イメージ)