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日立、4−6月期の営業利益377億円の黒字に――HDDやディスプレイなどが伸長

» 2004年07月30日 16時34分 公開
[記事提供:RBB TODAY]
RBB Today

 日立製作所は29日、2004年4−6月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比9%増の2兆634億円、営業利益は前年同期の337億円の赤字から377億円の黒字に、純利益も前年384億円の赤字から160億円の黒字に転換した。

 部門別の業績は以下のとおり。

 情報システム部門は、HDDなどが好調に推移し、前年同期比7%増の4,804億円となった。営業損益は、前年同期の267億円の赤字から、56億円の黒字に転換。特に、米IBMから買収して設立したHDD子会社の日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)が大きく貢献した。

 電子デバイス部門の売上高は、携帯電話向けTFT液晶やテレビ向け大型TFT液晶の伸張によってディスプレイが増収し、22%増の3,378億円。

 デジタルメディア・民生機器部門の売上高は、プラズマテレビや光ストレージなどが伸張し、13%増の3,334億円。営業損益は、光ストレージや液晶プロジェクタなどに加え、白物家電もルームエアコンや掃除機が増益となり、部門全体では4億円の赤字から、52億円の黒字に転換した。