日立製作所は29日、2004年4−6月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比9%増の2兆634億円、営業利益は前年同期の337億円の赤字から377億円の黒字に、純利益も前年384億円の赤字から160億円の黒字に転換した。
部門別の業績は以下のとおり。
情報システム部門は、HDDなどが好調に推移し、前年同期比7%増の4,804億円となった。営業損益は、前年同期の267億円の赤字から、56億円の黒字に転換。特に、米IBMから買収して設立したHDD子会社の日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)が大きく貢献した。
電子デバイス部門の売上高は、携帯電話向けTFT液晶やテレビ向け大型TFT液晶の伸張によってディスプレイが増収し、22%増の3,378億円。
デジタルメディア・民生機器部門の売上高は、プラズマテレビや光ストレージなどが伸張し、13%増の3,334億円。営業損益は、光ストレージや液晶プロジェクタなどに加え、白物家電もルームエアコンや掃除機が増益となり、部門全体では4億円の赤字から、52億円の黒字に転換した。
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