偽バイアグラを売り込むスパムやサイトの横行に業を煮やし、バイアグラのメーカー米Pfizerは8月3日、オンラインで非合法に薬品を販売している十数社に対して法的措置を取り、司法当局と協力して偽バイアグラの販売阻止に取り組むと発表した。
偽バイアグラの販売サイト多数を提訴しているほか、こうしたサイトが使っているドメイン名を差し押さえるための法的措置を申請。偽造者摘発と偽バイアグラの発見・押収に向けて、米司法省、連邦捜査局(FBI)、食品医薬品局(FDA)などの当局と協力しているという。
非合法の薬局サイトでは、FDAの認可を受けていない偽薬品に「バイアグラ」の名称を付けて販売しているところもあり、こうした薬品は効果がないどころか健康が脅かされる恐れもあるとPfizerは指摘している。
Pfizerは消費者が偽のWebサイトに引っかからずに正規のルートで純正バイアグラを購入してもらい、バイアグラ売り込みスパム食い止めの一助とする目的で、啓発サイトも立ち上げた。
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