米Googleは8月13日、ネット入札方式による株式公開(IPO)を開始した。株価は来週発表するとしている。
同社は先日、過去に従業員向けに未登録株式を発行したことが米証券法に違反した可能性があることを明らかにしており、このことがIPOを遅らせるのではないかとの憶測も呼んでいた。
Googleはまだ同法違反の可能性を完全にぬぐい切れてはいないが、同社は12日の遅い時間に自社のIPO情報提供サイトで、米東部時間13日午前9時に競売を開始すると発表した。
異例の競売方式採用や金額規模の大きさから、GoogleのIPOは熱狂的関心を集めている。Google幹部は、同社がIPOに際しオークションという方法を採用したのは、小口・大口を問わず投資家にとってプロセスをより平等なものにするためだと説明している。
GoogleのIPOは、ハイテク関連ではドットコムバブル崩壊後最大級のものの一つと考えられている。2570万株の売り出しで、約30億ドルの調達が見込まれる。さらに、108〜135ドルというGoogleのIPO予定価格帯に基づくと、時価総額は最大360億ドルとなる。
同社はNasdaqに「GOOG」のティッカーシンボルで上場する。
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