モノリスは、複数の国内宿泊予約サイトのデータを自動収集し、宿泊料金を比較できるサイト「モノリス」を8月17日にオープンする。
オープン当初、利用できるのは、リクルートの「じゃらんnet」、楽天トラベルの「旅の窓口」、ベストリザーブの「ベストリザーブ」の3サイトのデータ。合計で約2万2000施設、約340万プランが対象となる。
宿泊したい都道府県や地域と日時、泊数、1部屋の宿泊人数(1人か2人。3人以上は未対応)をプルダウンメニューから選べば、条件に合った宿泊施設が料金の安い順に表示される。
検索結果画面では、各宿泊予約サイトの予約申し込み画面にジャンプできるほか、食事付きかどうか、禁煙・喫煙かといった各プランの詳細情報の確認も可能。同じ宿泊施設の他の宿泊プランも表示できる。
モノリスのデータべースは、各宿泊予約サイトを巡回して必要なデータを抽出、分類する独自のクローラーシステムによって自動更新される。施設名の表記の揺れにも高精度に対応。同じ施設の表記が各サイトによって、「地名+施設名」「施設名のみ」というように違っても、どの施設同士が同一なのか自動で判断してデータベース化するという。
各サイトにデータ利用の許可は取っていないが、「宿泊施設に特化してはいるものの、Googleなどと同様の検索サイトという位置付け。宿泊サイト側には理解してもらえると考えている」(藤村寿之最高マーケティング責任者)。利用可能な宿泊サイト数は順次増やす予定で、近日中に日本旅行の「宿プラザ」にも対応するとしている。
収益はサイト内に広告を表示することで得る予定。宿泊施設や宿泊予約サイトなどからの出稿を見込む。来年度の売上目標は1億円。
同社は2003年10月に設立。本社は大阪市西区。
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