松下電器産業はこのほど、ホテルや賃貸マンションの各部屋に設置した専用のセットトップボックス(STB)で、インターネット接続やビデオオンデマンド(VOD)サービスを利用できる「Video Forest」システムの受注を8月20日から開始すると発表した。
STBにはMPEG-2デコーダーチップを搭載し、最大15Mbpsの高画質映像を再生できる。Ethernet端子にPCを接続すれば、そのままインターネットに接続可能。VLAN、VDSLに対応した。
災害やイベントなどの緊急情報の一斉配信、映画コンテンツの視聴制限、ルームサービスメニュー確認なども可能だ。CATV対応のアナログチューナーも装備し、既存の館内CATVシステムもそのまま利用できる。
システム構築から映画などのコンテンツ提供、日本語・英語でのユーザーサポートを行うコールサービスまで、同社がワンストップで提供する。
先行サービスとして、9月1日からホテルオークラ東京で運用スタートする。VOD視聴、Webサイト閲覧、メール送受信、持ち込みPC接続可能なSTB 900台を各部屋に設置する。
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