調査会社Leichtman Research Groupが8月17日発表した統計によると、米国でCATV/DSLのブロードバンド接続を提供している上位20社の加入者総計は6月末時点で2860万となった。4〜6月期の新規加入者は170万にとどまり、過去1年に比べて伸び率が鈍化している。
新規加入者の内訳は、DSLが52%に当たる約90万を占め、新規加入者に占める割合として初めてCATVを逆転した。市場全体ではCATVのシェアが61%と、依然DSLを上回っている。
プロバイダー別ではComcastのCATV接続とSBCのDSL接続がそれぞれ30万を超す新規加入者を獲得したが、QwestとMediacomを除く全社が前年同期に比べて新規加入者減少に見舞われている。Leichtmanの社長兼主席アナリスト、ブルース・ライヒトマン氏は「過去1年で大手CATV/DSLプロバイダーの新規ブロードバンド加入者は計800万を超えた。4〜6月期の結果は必ずしも減速傾向の始まりと解釈すべきものではないが、ブロードバンド提供企業は新規加入者獲得に加え、現在の加入者維持にも注力する必要があるのは明らかだ」と指摘している。
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