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デジタル録画機の一番人気はHDD内蔵DVDレコーダー

» 2004年08月26日 14時22分 公開
[ITmedia]

 日本能率協会総合研究所は8月25日、「2004年『DVD&HDDレコーダー』に関する消費者調査」の結果を発表した。

 これによると、過去1年間に購入したデジタル録画機の種類について複数回答方式で質問したところ、もっとも多く購入されていた録画機は「DVD・HDDレコーダー(HDD内蔵DVDレコーダー)」(47.6%)だった。次いで「DVDレコーダー(再生専用のプレーヤーやDVD搭載パソコンを除く)」(31.4%)、「DVD・VHSレコーダー(VHS一体型DVDレコーダー)」(19.1%)の順となり、それ以外の機種はいずれも4%未満の低いポイントとなった。

 一番最近購入した録画機について、購入の決め手となった主な理由を3つまで聞いたところ、「価格の安さ」(35.7%)、「メーカーの信頼性」(30.7%)、「使い勝手」(22.1%)がベスト3。ほかに、「店員の勧め」(15.2%)、「ブランド名」(14.1%)、「HDD容量が多かったから」(11.5%)、「VHSテープも使えるから」(7.2%)、「良く売れている商品だから」(6.8%)などの回答が挙がった。

 録画機購入の際に購入を検討したメーカーについて複数回答(実際の購入メーカー含む)でたずねたところ、「パナソニック(松下電器)」(51.4%)と「ソニー」(46.9%)が2強の様相を呈しており、ほぼ半数の人が購入を検討したことがわかった。また、「東芝」(29.9%)、「パイオニア」(28.7%)、「シャープ」(27.9%)がそれぞれ約30%となり、上位2社に続く第2グループを形成する結果となった。

 過去1年以内にデジタル録画機を購入しなかった人を対象に、今後の利用意向を質問したところ、「DVD・HDDレコーダー(HDD内蔵DVDレコーダー)」を購入希望する人が33.1%でトップだった。次いで、「DVD・HDD・VHSレコーダー(HDD内蔵VHS一体型DVDレコーダー)」(26.1%)、「DVD・VHSレコーダー(VHS一体型DVDレコーダー)」(12.6%)と並び、「複合機」でかつ「DVD」機能を備えた機種に人気が集まった。

 なお、同調査は、インターネットアンケート調査システム「MDBネットサーベイ」を利用し、日本全国に住む13才以上の男女を対象に実施された。サンプル数は6606名。

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