調査会社In-Stat/MDRによれば、ポータブル型デジタルAVプレーヤーは2004年に700%の急成長を遂げるという。
同社が8月に発表した調査報告書によれば、ハンドヘルド型のオーディオ/ビデオプレーヤーの製品分野は今後5年間は成長を続け、2008年までの平均成長率は179%に上るという。
In-Stat/MDRの業界アナリストであるシンディー・マカーリー氏は「現在のところ、デバイス自体の価格がまだ高く、自分で既にコンテンツを入手しているユーザー向けといっていい。この製品分野が成功するためには、コンテンツの入手が容易になる必要がある。本当にブレークするのは、ビデオコンテンツがダウンロード可能になってからだという意見が業界では大勢を占めている」と説明する。
同調査によれば、現在のデバイスの大半は1.8〜2.5インチの20Gバイトドライブを備える。部品価格が下落するに従って容量はアップするという。OSとしてはほとんどがMicrosoftのPortable Media Center (PMC) プラットフォームかLinux 。In-Stat/MDRに予想では、PMCのシェアは今年、約25%を占めるという。現在の、そして今後出てくる製品のほとんどが400ドルから600ドルの価格帯。調査期間内に、この価格が急激に下がることはないと、同調査では見ている。
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