米連邦通信委員会(FCC)は8月30日、CATVブロードバンドを重い規制の対象となる通信サービスだと規定した先の連邦控訴裁判決を不服として、米連邦最高裁に上訴したことを明らかにした。
FCCがCATVブロードバンドは規制の少ない情報サービスに当たると主張していたのに対し、昨年10月に出された第9巡回区連邦控訴裁の判断ではこの主張を認めず、一部通信サービスに当たると結論付けた(2003年10月7日の記事参照)。
FCCのマイケル・パウエル委員長は最高裁への上訴に当たり、次のような談話を発表した。
「これは、高速インターネット接続が、電話という実態とは異なるものとして扱われないことを確実にするものだ。この訴えが認められれば結果として、米国の消費者に料金引き下げとサービス向上をもたらすことになる。1世紀も前の税、規制、概念を最先端のサービスに適用するのは、革新と競争の阻害にほかならない」
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