また、背面に200万画素CCDカメラを装備し、一次元/二次元バーコードにも対応。前面にはテレビ電話などに使える30万画素カメラも備える。
ワイヤレス通信機能としてBluetooth/無線LAN/赤外線I/Fを装備。Bluetoothを使って、外部RFIDリーダーライターなど周辺機器とワイヤレス接続が行える。また、無線LANを使ったVoIP電話機能も装備した。
VGA(480×640ピクセル)液晶ディスプレイを装備し、MPEGデコーダ/エンコーダを搭載した専用ASICによってVGAフルサイズ・30fpsの高画質な動画再生や、内蔵カメラによるMPEGムービー撮影が行える。高速画像処理が可能な専用チップによって、JPEG画像の拡大/縮小/回転も高速かつスムーズに行える。
そのほか、SDメモリーカードスロットとmini SDスロットを装備。生体認証に活用できる指紋認証センサーも搭載しているほか、強固な暗号の生成/解読が行える暗号コプロセッサもオプションで用意するなどセキュリティシステムも万全だ。
「“誰でもできるユビキタス”が今年のテーマ。今年12月7〜9日に開催するTRONSHOW 2005では、数百台規模の新型UCを紹介し、来年には外販も開始する予定。ユビキタスは一時のブームではなく、本当に役に立つもの。世の中ではRFIDタグのコストダウンが普及の鍵と言われているが、むしろリーダー/ライターなど小型のユビキタス情報端末が現実的な大きさや価格で量産できるかが普及の重要なキーポイントとなる。量産第一号機の価格は30万円台ぐらい。高いと思うかもしれないが、業務用RFID端末とほとんど変わらない。性能を考えればコストパフォーマンスは非常に高い。量産2代目になったら、デジカメ高級機と同じぐらいの普及価格になるだろう」(坂村氏)
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