EarthLink、SIPベースのP2Pアプリ公開
米インターネットサービスプロバイダーEarthLinkの研究部門が、IP電話に使われるSIPプロトコルを基盤としたファイル交換ソフト「SIPshare」を公開した。SIPが音声通信だけでなく、P2Pアプリケーションにも利用できることを示すためのコンセプト実証を目的としたアプリケーションだとしている。
SIPshareでは標準的なSIPメッセージを使ってほかのピアを検出、P2Pのネットワークでコンテンツ検索を行い、文書や写真といったファイルを交換できる。ネットワーク構築、検索、ダウンロードはすべてSIPメッセージングを使って行われ、Javaで書かれているため各種プラットフォームに対応できるという。
SIPshareの開発理念としてEarthLinkは、「オープンなインターネットこそ優れたインターネットだと考える。オープンなインターネットとは、たとえそれが音声だろうと、ビデオだろうと、そのほかのデータ交換であろうと、ユーザーが相互に言うべきことを言えるエンド・トゥ・エンドの接続を、仲介サーバの助けを借りずに実現することだ。P2Pが繁栄すれば、インターネットも繁栄すると考える」と説明している。
ただ、ファイル交換自体が今回の目的ではないとEarthLinkは強調。VoIPそのものを、標準ベースのP2PネットワークでSIPを使って実現できることを示すのが目的だと述べている。こうした「Voice over P2P」のコンセプトを示したのは同社が初めてではないが、SIPshareによってその可能性を広く知ってもらう一助にしたい意向だとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
2
AIに200万円渡してネットショップを1年運営させてみた──Alibabaの研究者らがシミュレーション 資産14倍の例も
-
3
PHP脆弱性でいち早くサービス停止したコドモン 背景に「被害が出てからでは取り消せない」
-
4
人に注射を打てる「サイボーグゴキブリ」の群れが、がれき下の被災者を救助? 実験成功率72%
-
5
「お名前.com」 のFX自動売買VPS、不正アクセスで金銭被害か 「600万円の損失」「55万円なくなった」……報告相次ぐ
-
6
タイムズカー、3000円の見舞金支払いへ 免許証画像漏えいの146万件対象 55億円の特損計上
-
7
PayPay、「免許証画像で本人確認」廃止 ICチップ読み取りに統一
-
8
PHP脆弱性“PoCフライング公開”の経緯、支援財団が公表 混乱広げた企業を名指しで批判
-
9
「AIでエンジニア派遣は不要になる」のか? 各社に肌感を聞いた 求められる人材、明確に変化
-
10
1000万のWebサイトで「生きたAPIキー」が大量に“丸見え”状態? 大手銀行やインフラの鍵も 米スタンフォード大などが調査
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR