A&Vフェスタ 2004
ビクター、スピーカー技術応用の“ウッド・ヘッドホン”参考出展
日本ビクターは、パシフィコ横浜で9月22日から開催されているオーディオ・ビジュアルの展示会「A&Vフェスタ2004」で、同社のスピーカー技術を応用した木製ヘッドフォン“ウッド・ヘッドホン”を参考出展している。
密閉型スタイルのヘッドフォン試作機は、ムク材のウッドハウジングにドライバーユニットを直接取り付ける「ダイレクト・ウッド・マウント構造」を採用。木の持つ音響特性をそのままヘッドフォンに再現したモデルだ。
ハウジング部が木で作られた木製ヘッドフォンはオーディオテクニカなどで商品化されているが、いままでのものはフレームにドライバーユニットを取り付けており、ウッドパーツはただ単に貼り付けてあるだけだった。
「従来の木製ヘッドフォンはハウジング部が木製のタイプでも音質には直接影響が少ない“化粧板”だった。ドライバーユニットをしっかり固定することで、ビビリのない安定した音質、木の持つ余韻など、スピーカーのようなサウンドをヘッドフォンでも楽しめるのでは、ということで開発を進めている」(同社)
JBLなど高級スピーカーなどで採用されているアコースティックレンズをヘッドフォンで初めて採用した「ニューアコースティックレンズ」を搭載。バッフルと一体になった音響レンズで指向性を和らげ、自然な音の広がりを演出するという。
ドライバーユニットも大口径φ25ミリのボビン巻きボイスコイルを採用し、さらにトッププレートを銅メッキ処理を施すなど、高音質のためにコストをかけた贅沢な仕様になっている。
「エンジニアが納得できる音ができた時に初めて商品化できるものなので、ハッキリとした発売時期は答えられない。だが、遅くとも年内には発売したいと考えている。リーズナブルにはしたいが、ハンドメイドに近い作り方なのでコストも割高になる。価格は正式には決まっていないが、10万円前後のハイエンド向けになるだろう」(同社)
アームレスヘッドフォンも高級志向
同社のアームレスヘッドフォン人気シリーズ「Be!」のハイスペックモデルも参考出展。新開発の高磁力ドライバーユニットと振動を減少させる3(トリプル)リブ構造を採用し、高音質再生を目指したモデルだ。
「アームレスタイプでも、こだわりを持った製品が欲しいというユーザーが多かった。試作機では振動をなくすさまざまな工夫とともに、高級感ある仕上げとアーム部分のフィット感向上をはかっている。年内発売を目指しており、価格は未定だが、1万円前後の買いやすい価格帯にしたい」(同社)
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