P2Pファイル交換ソフトの新版「Morpheus 4.5 with NEOnet」が10月6日、StreamCast Networksからリリースされた。新しい検索技術のNEOnetを組み込んで「現在のP2P業界で最も信頼できる検索結果とファイルの正確性を実現」したと述べている。
発表によると、4.5ではその場限りのファイル交換ネットワーク「Neo Network」を作り出し、同ネットワーク上のコンピュータ“ノード”はすべて個別に機能、中央サーバやハブを介さずに、Neo Networkのコンピュータ同士が直接通信できる。
「史上初めて、分散型のP2P技術によって完全に分散化されたアーキテクチャで、中央サーバ並みの信頼性を提供する」と、StreamCast Networksのマイケル・ワイスCEO。
検索の精度も大幅に向上してファイルが見つけやすくなったと説明。Morpheus同士だけでなく、Kazaa、iMesh、Gnutella、eDonkey、Groksterといった主要P2Pアプリケーションにも接続でき、シームレスな検索とファイル交換が可能だという。
Morpheus 4.5は「http://www.morpheus.com」のサイトから無料でダウンロードできる。米国では今年8月、連邦控訴裁で「ファイル交換ソフト提供者に法的責任はない」との判決が出ており、StreamCast Networksはこの判決を踏まえ、「米連邦裁判所で合法と認められた米国で唯一のP2Pファイル交換ソフト」をうたっている。
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